社名への思い
「創造」「革新」を発信する企業でありたい
『創発』(そうはつ:emergence)とは、「部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れること。」局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される現象を指していますが、この「創発」の威力を想像しやすいのは小学校の低学年で習う『スイミー』の物語でしょう。
物語では、小さな魚たちが寄り集まって大きな魚の形になることで捕食者を追い払うことができていました。ただ、一点注意しなければならないのは、スイミーの物語では、一匹だけ体の黒いスイミーが大きな魚の形を形成した集団の目の役割をするのですが、そこに注目してしまうと焦点がズレてしまうという点です。「ぼくが、めに なろう」私はそんなリーダーシップも持ち合わせていません。
私が注目するのは、「創発」が特定のリーダーを必要としないこと。イワシの大群が大きな塊のようになって泳ぐ姿はテレビ等でよく見かけますが、イワシの群れにはリーダーは存在せず、一匹一匹が一定の距離、角度を保ちながら泳ぐ。そんな単純なルールに従って泳いでいるだけという事実。
私個人やこの会社の設立に携わってくれたパートナーや企業。小さく単純なものが集まり、集団となることで個々の能力以上の能力が啓発され存分に発揮される。私一人、一企業では決して実現できないことでも、複数の個、企業が一致団結することで解決できることもたくさんあるはずです。
我々のような小さな会社にとって『創発』は時間をかけず、お金もかけず、人手もかけずにイノベーションを起こす最善の方法でした。二人、三人と個性に溢れた優秀で愛すべき人間が集まることにより、お互いの長所を伸ばし、弱点を補う。そこに特定のリーダーは必要ありませんでした。
創造(クリエーション)や革新(イノベーション)を『創発』という切り口から見た場合、それまでの延長線ではありえなかった非連続的で劇的な変化は、世界のどこかの小さな組織や個人に端を発していることが多いのではないでしょうか。個と個、組織と組織、企業と企業が適切なタイミングで組み合わさる時、時には単純な足し算や掛け算以上の成果を得ることが出来るはず。我々はそんな「創造」「革新」を発信する企業でありたいと願っています。
光通信部品の設計および製造を実施
ACCESS
光通信部品である、MTフェルールの設計および製造をメインに行っています。MTフェルールは、高精度で高密度な光通信の接続に不可欠な部品であり、製造においては精密さが求められます。お客様のご要望に合わせてご提供しているため、ご希望であればまずはお気軽にご相談ください。詳細を丁寧にお伺いしたうえで、ご依頼内容に合わせたお見積りをご提示いたします。