金型製作の流れについて
2023/08/08
金型とは、金属やプラスチックなどを同じ形に大量に成形するために使われる型枠です。
自動車や家電など、私たちの身近な製品の多くが金型を利用して作られています。
では、金型はどのようにして製作されるのでしょうか。
今回は、一般的な金型製作の流れについて解説します。
金型製作の流れ
①見積り・打ち合わせ
まずは、お客様から製造したい製品のデータや仕様書をもらい、見積りと打ち合わせを行います。
この段階で、製品の用途・要求事項・問題点・改善策などを明確にしておくことが重要です。
②金型設計・加工データ作成
次に、打ち合わせた内容を元に金型設計者が設計図を作成します。
設計図では、金型の構造・サイズ・部品数・配置などが決まります。
③金型加工
設計図とプログラムが完成したら、いよいよ加工です。
加工は大きく分けて前加工・熱処理・マシニング加工・放電加工・磨きという5つの工程があります。
④仕上げ加工・組立
各部品が完成したら、測定器具で寸法・精度・表面の粗さなどをチェックします。
問題がなければ、組立てて1つの金型にします。
⑤動作確認
最後に、金型を実際に成形機やプレス機などに取り付けて、製品が正しく成形されるかどうかをチェックします。
動作確認は最終的なチェックポイントであり、お客様へ納品する前の最後の仕上げです。
そのため、丁寧かつ正確に行う必要があります。
まとめ
金型製作は一般的に以下の流れで行います。
①見積り・打ち合わせ
②金型設計・加工データ作成
③金型加工
④仕上げ加工・組立
⑤動作確認
当社では、繊細な精度が求められる金型の設計やご相談を承っております。
高品質な部品を製作しておりますので、気になる方は気軽にお問い合わせください。