光通信部品の種類
2023/10/15
光通信部品とは、光ファイバーを用いた通信システムにおいて、光信号の発生・伝送・受信・処理などを行うための部品の総称です。
今回は、光通信部品の種類について解説します。
光通信部品の種類
光源部品
電気信号を光信号に変換するための部品で、レーザーダイオードや発光ダイオードなどがあります。
レーザーダイオードは高速で高出力の光信号を生成できる一方で、温度や電流に敏感で安定性が低いのが特徴です。
発光ダイオードは低速で低出力の光信号を生成する一方で、温度や電流に対して安定性が高いという特徴があります。
光伝送部品
光ファイバーを介して光信号を伝送するための部品で、コネクタやカプラーなどがあります。
コネクタは異なる種類や長さの光ファイバーを接続するための部品です。
カプラーは1つの入力端子から複数の出力端子へ分岐したり、反対に複数の入力端子から1つの出力端子へ合成したりするための部品です。
光受信部品
光信号を電気信号に変換するための部品で、フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどがあります。
フォトダイオードは単純な構造で低コストかつ低雑音な一方で、応答速度や感度が低いのが特徴です。
アバランシェフォトダイオードは高速かつ高感度な一方で、高コストかつ高雑音という特徴があります。
光処理部品
光信号に対して、増幅や変調やフィルタリングなどを行うための部品です。
長距離伝送用途に適したエルビウム添加ファイバーアンプリファイアや、波長多重分割方式に必要不可欠な波長多重フィルターなどがあります。
まとめ
光通信部品は、主に以下の種類に分けられます。
・光源部品
・光伝送部品
・光受信部品
・光処理部品
当社ではMTフェルールをはじめ、さまざまな光通信部品の製造依頼を承っております。
製造に関するご相談やお見積りは気軽にお問い合わせください。