反射減衰量とは
2024/08/01
光通信システムを構築している方は、反射減衰量という言葉をご存じかもしれません。
しかし光の反射が起こる原因や対策までは、あまり知られていません。
そこでこの記事では、反射減衰量とは何かと原因や対策についても紹介していきます。
反射減衰量とは
入射した光が返ってきた損失量
反射減衰量とは入射した光が何らかの原因で反射し、光源側に返ってきて発生する光の損失量です。
光はそれぞれ屈折率が異なりますが、その異なる光の面で反射し合います。
光ファイバーの接続で隙間があると光の屈折率に変化が生じるので、反射が発生してしまいます。
つまり、この光の反射によって戻ってきた光と入射光との差が反射減衰量です。
精密部品の内部で反射があると動作に影響が及ぶため、極力抑える必要があります。
反射減衰の原因と対策
反射が起こる原因は、屈折率が異なる物質や光があるためです。
光ファイバーの接続を例に挙げると、コネクタのフェルール部分にわずかでもズレが生じた際に光の反射が起こります。
反射減衰量を抑えるためには、光ファイバーが隙間なく接続できるようにコネクタ端面の研磨が有効です。
またコネクタ端面は斜めに研磨して、コネクタ同士が一定の力で収まるように接続するのも効果が期待できます。
まとめ
反射減衰量とは、コネクタ内部で発生している反射によって跳ね返ってきている光の量の事です。
反射があると動作に影響を及ぼすため、極力減らす努力が求められます。
そのためには、高品質な光通信部品を使うのが効果的です。
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