射出成形の特徴とは?
2024/01/01
射出成形は、主にプラスチック製品を作る成形方法です。
例えば、プラモデルやスマートフォンケースなどの成形方法として用いられています。
そこで今回は、射出成形の特徴についてご紹介します。
射出成形の特徴
安価
射出成形は成形方法の中でも安価です。
安価で生産できる射出成形は、大量生産にも向いています。
量産性がある
1度に多数の生産が可能です。
複雑な形やさまざまなサイズに対応できるので、量産ができます。
成形サイクルも短く、生産工程の自動化も簡単です。
後工程が少ない
射出成形で作った製品は、金型の表面がそのまま出ます。
そのため、金型を磨き上げていれば表面はツルツルになるため、後の工程が比較的少なくて済みます。
金型製作の時間がかかる
射出成形をするためには、金型が必要です。
ただ、金型を作るためには単純な形状であったとしても1ヶ月以上の時間を要します。
そのため急ぎで生産したい場合は、すぐに対応することが難しいです。
制約がある
製品形状に制約があるので、成形機に載るサイズに金型を収めなければなりません。
薄い製品や小さな製品は難易度が高いので、生産が困難です。
まとめ
射出成形は、安価・量産性がある・後工程が少ない・金型製作時間がかかる・制約があるなどの特徴が挙げられます。
メリットだけではなく、デメリットもあるので注意しましょう。
射出成形製造をお考えの場合は、これらの特徴を理解したうえで検討することが大切です。