樹脂の耐熱性について
2024/01/15
樹脂は、松脂などにある有機物です。
樹皮から樹液が取れ、固まると樹脂となります。
樹脂はプラスチック製品として用いられることが多いですが、どれくらいの耐熱性があるのでしょうか。
そこで今回は、樹脂の耐熱性についてご紹介します。
樹脂の耐熱性
耐熱温度
耐熱性を知るためには、耐熱温度がどれくらいかによります。
耐熱温度とは、連続が可能な一定の温度のことです。
樹脂の耐熱温度は下記となります。
・ポリ塩化ビニール:60~80℃
・低密度ポリエチレン:70~90°C
・高密度ポリエチレン:90~110°C
・ポリプロピレン:100~140°C
・ポリカーボネート:120~130°C
・フッ素樹脂:260°C
樹脂と言っても、素材ごとによって耐熱温度はそれぞれ異なるのです。
また、プラスチック製品はメーカーによって耐熱温度が異なる場合もあります。
耐熱温度の測定方法
耐熱温度を測定するためには、荷重をかけずに連続使用できる温度を測定します。
主に長期的な耐熱性を調べるために用いる方法です。
また、荷重をかけて耐熱温度を調べる方法もあります。
板状の樹脂を中心と下方向からの2点で曲げて温度を上げ、どれくらいの温度で変形するかを見る方法です。
まとめ
樹脂の耐熱性は、素材によってそれぞれ異なります。
プラスチック製品を使用する際は、用途に耐えられる温度の素材を使用するようにしましょう。
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