挿入損失とは
2024/05/03
光通信に関心がある方なら、挿入損失という言葉を聞いた事があるのではないでしょうか。
しかし普段の生活では馴染みがない言葉のため、どのような意味なのかまではご存じないかもしれません。
そこでこの記事では、挿入損失とはどのような意味なのか解説していきます。
挿入損失とは
信号の損失の事
挿入損失をひと言で説明すると、始まりから終わりまでに失われる光の量です。
光ファイバーケーブルを通す場合、必ず2カ所に接続しなければなりません。
この接続された回路の中を信号が伝送されていきますが、さまざまな条件によって損失が発生します。
入射する光パワーを100%と仮定して、もし出射光に損失があった場合は、この損失を「挿入損失」といいます。
エンジニアリングの現場では、挿入損失をインサーション・ロスとして使われるのが一般的です。
挿入損失を減らすポイント
挿入損失を減らすには、いくつかファイバーの接続のコツを知っておくのが有効です。
例えばテレビにケーブルを接続する場合、テレビとケーブルの距離が離れていると挿入損失が大きくなります。
もし分波器がある場合、分波器に接続するだけで光パワーの損失が発生してしまいます。
そのため、できるだけテレビとケーブルとを無駄なく接続するのがポイントです。
もちろん、接続する際はコア部分に隙間やズレがないように注意することも重要です。
まとめ
挿入損失とは、光ファイバーを通る光パワーの損失の事をいいます。
光通信を行う上では、この光の損失をいかに抑えるかが重要です。
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挿入損失を減らしたいとお考えの方は、ぜひ福島にある当社の製品をご利用ください。