光ファイバーケーブルの構造
2023/09/15
光ファイバーケーブルとは、光信号を伝送するためのケーブルです。
光ファイバーケーブルは高速で長距離の通信に適しており、インターネットやテレビなどの分野で広く利用されています。
では、光ファイバーケーブルはどのような構造になっているのでしょうか。
光ファイバーケーブルの構造
コア
コアとは、光信号を伝送する中心部分です。
一般的にガラスやプラスチックでできており、直径は数μm~数百μm程度です。
コアの中では、ある角度以上で入射した光が境界面で反射される全反射という現象が起こります。
このようにして、光信号はコアの中を進んでいきます。
クラッド
クラッドとは、コアを覆っている層です。
コアよりも低い屈折率を持つ材料でできており、全反射を助けます。
つまり、クラッドは光信号が外に漏れないようにする役割を果たします。
クラッドの厚さは、一般的に数十μm~数百μm程度です。
シース
シースとは、コアとクラッドを保護する外側の層です。
一般的にプラスチックや金属などでできており、機械的な強度や耐熱性などを提供します。
また、シースには色や番号などが付けられており、ケーブルの識別や接続などを容易にします。
シースの厚さは、一般的に数mm~数cm程度です。
まとめ
光ファイバーケーブルは、主にコア・クラッド・シースの3つの部分から構成されています。
光信号を伝送するコアが中心部分で、クラッドとシースはコアの働きを助ける役割を果たしているのです。
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