光ファイバーケーブルの種類
2023/09/22
光ファイバーケーブルとは、光信号を伝送するためのケーブルのことです。
主に、シングルモード光ファイバーケーブル・マルチモード光ファイバーケーブル・プラスチック光ファイバーケーブルの3種類があります。
今回は、それぞれの特徴について解説します。
光ファイバーケーブルの種類
シングルモード光ファイバーケーブル
シングルモード光ファイバーケーブルは、コア(中心部)の直径が約10μm以下です。
また、1つの波長の光信号しか伝送することができません。
このため、信号の減衰や歪みが少なく、高速かつ長距離の伝送が可能です。
主に通信や放送などの分野で利用されています。
マルチモード光ファイバーケーブル
マルチモード光ファイバーケーブルは、コア(中心部)の直径が約50~100μmです。
また、複数の波長の光信号を同時に伝送することが可能です。
しかし、1本あたりの情報量が多くなることで信号の減衰や歪みも大きくなるため、低速かつ短距離の伝送に適しています。
主にLANやデータセンターなどで利用されています。
プラスチック光ファイバーケーブル
プラスチック光ファイバーケーブルは、コア(中心部)とクラッド(外側部)が共にプラスチック製です。
そのため、曲げや切断に強く、取り扱いや加工が容易です。
しかし、信号の減衰や歪みは非常に大きくなるため、超低速かつ超短距離の伝送にしか使えません。
主に自動車や家電などで利用されています。
まとめ
光ファイバーケーブルは、主に以下の3種類に分けられます。
・シングルモード光ファイバーケーブル
・マルチモード光ファイバーケーブル
・プラスチック光ファイバーケーブル
それぞれ特徴が異なるため、状況や環境に適した光ファイバーケーブルを選ぶことが大切です。
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